四人目の恋人 第6話:来ないで、止めに来て

「結婚式、来ないで」

「でも、止めに来て」

2通のメッセージは、同じ時刻に届いていた。

律は言った。「灯里(あかり)らしい」

私は首を振った。灯里は、こんな甘え方をしない。少なくとも、私が知っている灯里は。

周はスマートフォンを見て、静かに言った。「1通目は灯里さんです。2通目は違います」

「誰が」

周は答えなかった。

私はようやく、周も守っている側ではなく、脅されている側かもしれないと思った。

律は私に聞いた。「止めたいのは、結婚式? それとも、灯里が誰かのものになること?」

答えられなかった。

親友だった人を好きだった。その事実だけでは、何かを壊す理由にはならない。

けれど、灯里が助けを求めているなら。

夜、招待状の裏に新しい文字が浮かんだ。「4人目は、式場に先に入っている」

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四人目の恋人

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このシリーズの全話 16編
  1. 第1話:招待状は3通届いた
  2. 第2話:写真の中で笑っていた人
  3. 第3話:水曜日の海
  4. 第4話:笑っていた人を信じないで
  5. 第5話:親友だった人
  6. 第6話:来ないで、止めに来て
  7. 第7話:式場に先にいた人
  8. 第8話:祝辞を書いた人
  9. 第9話:花嫁のいない控室
  10. 第10話:誰も選ばなかった指輪
  11. 第11話:灯里が帰る場所
  12. 第12話:5人目への招待状
  13. 第13話:4人目ではなかった人
  14. 第14話:翌日の集合写真
  15. 第15話:シャッターを押した人
  16. 最終話:母に届かなかった写真
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この記事を書いた人

NEW MYTH編集室は、AIと共同で未来構想と物語連載をつくるための筆名です。長期連載ではシリーズごとに人物関係、伏線、未回収の謎を記録し、読者が続きを追える構成を重視しています。Future Visionsでは、AIの使い方そのものではなく、AIによって暮らしや仕事、家族、創作の選択肢がどう広がるかを扱います。

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