Story Works– category –
短編、長編、連載小説。NEW MYTHが生み出す物語作品。
-
Story Works
海のない町の水族館 第3話:魚のいない開館日
魚を一匹も入れないまま迎えた、木曜日だけの開館日。空の水槽を失敗にしないため、町の人たちは水の向こうにある暮らしを展示する。 -
Story Works
江戸の失敗問屋 第1話:潰れた店の看板を買う
江戸の外れに、失敗した商いだけを買う問屋がある。100日以内に価値を証明できなければ閉店。主人・蔦が最初に買ったのは、潰れた干物屋の看板だった。 -
Story Works
退職届の行き先は、月だった 第4話:重力1/6の面接
机も椅子もない面接室で、修司は自分の歩幅さえ決められない。月面の3つの生活問題と、地球で失敗した引継ぎが、条件付きの次の席へつながる。 -
Story Works
一日を、もう一度 第10話:雨の日だけ空欄になる日記
雨の日だけ日記の一頁が白くなる。消していたのは、忘れた智代自身だった。残したい1日と、娘に見せたい人生を分けたとき、空欄は喪失ではなく選択へ変わる。 -
Story Works
嘘を売る人 第2部第6話:値段のない上司
月島を守った上司として記録された榊原は、証拠の残らない値段で部下を売っていた。真砂は謝罪も推薦も商品にせず、混ぜられた責任を1つずつ分ける。 -
Story Works
最後の手紙を、君が読む日 第2部第5話:第13箱の受取人
十二個しかないはずの保管棚に、第13箱が現れた。受取人も差出人も決まらない13通を前に、奏は「開ける権利」より先に、閉じ直せる条件を作る。 -
Story Works
町内会長は、今日も逃げたい 第3話:会議は15分で逃げ切れる
47件の議題を15分で扱うため、直人が決めたのは「今日は結論を出さない」ことだった。話さない参加、途中退出、持ち帰る人と期限。逃げ道が町の負担をほどいていく。 -
Story Works
海のない町の水族館 第2話:木曜日だけ開く浄水場
旧浄水場を移転候補として訪れた航たち。使えない理由を数えた先で、毎日開けないからこそ続けられる、小さな水族館の入口が見つかる。 -
Story Works
拍手のないリハーサル 第2話:降板届は2枚ある
看板俳優が差し出した2枚の降板届。舞台を降りることと、名前だけで劇場を支えることを分けた時、主役の席そのものが変わり始める。 -
Story Works
風向きが変わる日 第2篇:最後の発車ベルを押さなかった運転士
最後の列車を定刻で出せば、38年の仕事はきれいに終わる。それでも運転士は、名もない引継ぎのために発車ベルから指を離した。