裏切り者の救命簿 第74話:丸印の臨時連絡員

停電した都市を見下ろす旧庁舎で避難命令を確認する真壁朔

保管車の台帳にある小さな丸印を、環は最初に拡大しなかった。七年前の停止申請控えにも同じ位置の丸がある。似ている二つの印を並べれば、同じ人が止めたと書きたくなる。だが共用印の管理簿には臨時連絡員の名前があり、台帳を開けば一人へ近づける。申請者が許したのは外側の経路照合だけ。環は名前を紙で覆い、印が押された時刻と箱の受渡し欄だけを机に出した。

久世遼(くぜりょう)は、車が二つの部署で使われた時間を線にした。最初の部署は保管課、次は現場への連絡調整室。共用印は通知票が積まれる七分前に押され、車の封印が開かれたのはその十九分後だった。印を使った人が通知票を読んだとは言えない。通知票はまだ車にない。久世はその当たり前の順番を書き、昨夜まで自分が「読んで止めた人」を探していたことを認めた。

朱印は印章の管理番号を見た。停止申請控えの丸には、保管車の共用印と同じ欠けがある。しかし欠けは印章の傷だけでなく、印刷複写の欠落かもしれない。藤倉が原本を別の光で撮り、紙の凹みを測る。停止申請控えには押した圧力の跡があり、車の台帳にも同じ縁の欠けが残る。少なくとも同じ印章が使われた可能性は高い。誰が押したかは別の記録を要する。

高城は「臨時連絡員という肩書は、当時のどの部署にもない」と言った。朱印は人事表を出しかけ、手を引っ込めた。印章の使用者欄には名前があるが、肩書は手書きだ。臨時連絡員は役職ではなく、その日だけの仕事の呼び名かもしれない。環は外側の仕事を調べるため、当日の作業命令に同じ語があるかを照会した。本人の私的な履歴へ踏み込まなくても、紙の経路は追える。

作業命令は二枚見つかった。一枚は「保管車の受渡し確認」、もう一枚は「停止申請の回送補助」。両方に臨時連絡員という語があるが、管理番号は違う。久世は「同じ人が二つ兼ねた」と言いかけ、職務枠の番号を見る。二つの枠は同じ時間に別の場所を指していた。人が走れば行ける距離でも、台帳の語だけから兼務は決められない。環は二枚を重ねず、ひとまず同じ印章の管理に戻した。

申請者への連絡は、環が用意した限定文だけにした。「停止申請控えと保管車台帳に同じ共用印の特徴があります。使用者の個人情報は確認せず、受渡し経路を照合しています」。申請者は、名前を見ない方針の継続を選んだ。外箱の動きは知りたいが、内封筒も異議本文も開かない。環は返事を議事録に引用するとき、本人の言葉を「同意済」と一語に圧縮しなかった。何に同意せず、どこまで許したかをそのまま残した。

朔は十四時十九分の自分の承認画面を見直した。共用印が停止申請に付いた日付は、彼が未到達警告を見て全国承認を押した日と同じだ。しかし印があったから申請が自分の画面へ届くはずだった、と言えば、経路の空白を飛び越える。朔は画面を閉じ、「届かなかった申請」と「見えていた未到達警告」を別の欄へ記した。後者の責任を前者の発見で消さないためだった。

藤倉は保管車の封印番号を追い、途中で一度だけ番号が変わったことを見つけた。車が故障したのではない。二部署の境で、荷台の鍵を管理する係が交代したため、新しい封印札へ付け替えた。旧札は保管課へ戻り、新札は調整室が受けた。通知票の持出し記録は、その付け替え後にある。だから印を押した臨時連絡員が車の外にいた紙片を見た可能性はあるが、通知票そのものを見る時刻はまだ来ていなかった。

環は昨夜の紙片を出した。「本人へ送る前に、旧席の照会を待つこと」。裏面には現場からの停止申請の連絡番号。紙片が共用印の七分後に車へ載ったと分かった。印を押した人が紙片を書いたと断定する根拠はない。一方、番号を保管車の受渡し票へ記した人は、停止申請が存在することを知り得た。環が知りたいのは人物の内心ではなく、その番号が次の席へ読める形で渡ったかだった。

久世は調整室の受領控えを持ってきた。車の受領欄には共用印と「外箱一、保全紙一」とある。停止申請番号は見当たらない。受領者が紙片に気づかなかったのか、台帳に書く欄がなかったのか。控えの裏面には「注意事項別紙」と印刷されているが、その綴じ穴は空のままだった。久世は失くした別紙を探し始め、環はその前に当時の書式見本を確かめるよう促した。空の穴は、最初から別紙がなかった証拠にもならない。

書式見本には、注意事項を封印札の内側へ差し込む版と、受領控えにホチキス留めする版があった。七年前に配布されたのは前者。つまり受領控えの空の穴は欠落ではなく、後年に印刷した見本の癖だった。久世は昨夜、空欄と欠けを見つけるたび人の怠慢へ結びつけたくなっていた。弟を探す焦りが監査を急がせる。彼は自分の私的な照会端末を閉じ、部署の紙だけを調べ続けた。

新しい封印札の写真には、端に小さな袋が付いていた。藤倉が拡大すると、中に折った紙片が一枚見える。保全紙がそれだろう。袋は透明ではなく、内容を読めない。調整室の受領者が外側から確認できたのは、紙があることと、停止申請の連絡番号の末尾だけ。旧席照会を待つという文は、袋を開かなければ見えない。環は「読めたはず」を「読む権限と機会があったか」に変えた。

高城は当時の権限表を出した。調整室には封印札の袋を開ける権限がない。停止申請の紙片は保管課が読むべきもので、調整室は車を受け取るだけだった。朱印は「だから何もできなかった」と言いかけ、権限表の次の行を指した。開封できなくても、注意番号が付いた車は保管課の確認が返るまで次へ送れない。止める権限はあった。読む権限がないことを、引継ぎを終えてよい理由にしてはいけなかった。

しかし当日の受渡し票には「確認待ち」の印がない。代わりに「封印維持」の印がある。二つは形が似ている。朱印は印面を並べ、丸の内側の一本線だけが違うと示した。臨時連絡員の共用印の丸は、どちらとも別だ。ここにある三つの丸を一つの「処理済」と読んだら、紙がどの段階で止まったか失われる。芽衣は取材ノートに三つの印を描き、それぞれの主語を添えた。

「封印維持」は箱を開けずに次の保管先へ送る意味だった。通知票の受領や本人への到達を示さない。前話で見つかった保管車の「処理済」と同じく、物の管理だけが進む言葉だ。環は二つの古い印を並べ、同じ誤読が連続したのかを考えた。しかし「封印維持」の判断者と、「処理済」の記入者は別の当番。単一の隠蔽者を置く方が物語としては速いが、現場の記録はむしろ分かれていた。

現行訓練では、同じ条件の車を止めた。封印札の袋は開けず、注意番号だけを独立受領席へ送る。受領席は番号を復唱し、全国判断は停止したまま。薬便は別の二人確認で進む。若い担当者は「中身を見ないまま止めてよいのですか」と尋ねた。環は「中身を見ないからこそ、止める理由を外側に残す」と答えた。見られない異議を無視するのでも、許可なく読むのでもない第三の動作だった。

朔は訓練票へ署名した。七年前にはこの独立受領席がなかった。だが未到達警告はあった。二つを同じ行に書くと、今の修理が過去の免罪に見える。彼は別紙に「当時の警告を見て承認した」と自分の字で残した。梢は紙を見て、何も言わなかった。家族のために彼が何を証明したいかを問うより、申請者の紙を安全に運ぶ方が先だと互いに分かっていた。

午後、保管課の旧当番簿から、注意番号の照会先が見つかった。「旧席の廃止確認を要す」。高城が発令した廃止命令は、通知票作成部署へ配布されていなかった。保管課には届いていたが、返答を受け取る席の欄が旧番号のまま。印を押した人が声を止めたのではない。廃止された席へ返答を待つ設計が、待つことそのものを閉じ込めた。高城は、自分の命令の配布確認を求めなかった責任を再び書いた。

朱印は「返答はなかった」とまとめた。藤倉は首を振る。旧席の端末が廃止後も短時間だけ自動転送していた可能性がある。端末の記録を見れば、返事がどこかまで行ったか確かめられる。環は申請者の同意範囲を読み直し、外側の連絡番号と時刻だけなら照合できると判断した。本文も名前も求めない照会を送る。知らないことを空白として残すのは大事だが、許された範囲で確かめられる空白まで放置しない。

旧席端末の転送表には、十四時三十一分に一件の受信があった。朔の承認から十二分後、通知票が保管車へ載るより前。番号の末尾は停止申請と一致する。転送先は管理部署の共有箱で、本人の席でも調整室でもない。久世は「届いていた」と声を上げたが、環は主語を確かめた。「共有箱へ入った」。誰かが開いた記録はない。七年前の申請者へ返した記録もない。申請がどこまで進んだか一つ増えただけで、到達の意味を広げない。

共有箱の一覧は七年前の時点で、五件を一括して「翌日確認」と表示していた。停止申請の番号はその一件。翌日確認は、当日判断を止める指示ではない。環は当時の運用手引きを調べ、注意番号が付いた一件だけは即時照会すべきだったと確認した。共有箱を開く人が、五件のうちどれを先に見るか分かる表示がなかった。箱を送った人と、並べ方を決めた人、承認した朔の責任をひとつに畳まない。

芽衣は記事の見出しに「丸印の人は止めていた」と書いた。すぐに線を引く。印章を使った人が同じ紙片を読んだか、停止申請を意図して回送したかはまだ未確認。環は事実だけを伝えた。「停止申請の番号は紙片にあり、保管車へ載り、旧席端末を経て共有箱に入った。本人への通知は確認できない」。芽衣は見出しを「止まる番号は共有箱に入った」に変えた。読者の怒りが向かう先を人物ではなく、届かなかった仕事へ向ける。

申請者の代理人へも、同じ時刻線を示した。申請者は外側の経路照合を続けてよいと返し、名前の公開と内封筒の開封は断った。環は「もっと調べれば分かる」と説得しない。いま分かったのは、共有箱が受信したという外側の事実で、七年前に本人へ説明されたという証明ではない。代理人は「区別したまま知らせてください」と言った。環はその文を、本人の異議の中身に触れずに受け止めた。

夕方、久世は臨時連絡員の名を覆った紙が少しずれているのを見た。読もうと思えば読める。彼は自分の弟の所在へ結びつけたい衝動を認め、紙を環へ返した。環は責めず、覆いを貼り直した。「名前を読まないのは、人が善人か悪人かを先に決めないためでもある」。久世は「弟を探す仕事は別にします」と答えた。心配が消えたわけではない。ただ、他人の限定同意を借りて近道をしないと選んだ。

保管車の共用印が押された二枚の紙について、藤倉は最後の比較をした。停止申請控えの丸印は原本へ直接押されている。車の台帳の丸印も原本にある。しかし印の角度は違い、押した時刻も四分離れている。同じ印章が二つの仕事に使われたという証拠にはなるが、同じ手が押したとまでは言えない。臨時連絡員という肩書を一人の犯人に変えるには、まだ足りない。むしろ印章を共有した制度の方が、声の受取先を曖昧にした。

高城はその日の共用印を止め、現行の受渡しに個別の受領番号を付けた。七年前に同じことができたはずだとは言わない。過去の手順書には、共用印の速さを優先する理由が書かれていた。だが速さのため、止める番号も人の席も同じ丸へ沈んだ。朱印は旧手順書を保存し、修理した手順と並べた。欠陥を直した証拠が、昔の警告を無かったことにしないように。

夜、朔は梢へ電話した。灯の近況を聞きたいと思ったが、別の人の記録を調べた日の終わりに、娘を慰めの証拠として使いたくなかった。「今日は、警告を見ていたことをもう一度書いた」とだけ伝える。梢は「それなら明日、その紙を持って帰って」と言った。朔は持ち帰ると約束した。責任を家族へ預けるためではない。家へ戻っても承認した日の事実から逃げないためだ。

会議室へ戻ると、共有箱の翌日の処理一覧が届いていた。五件のうち四件には受領者の番号がある。停止申請の一件だけ、番号欄が空白。その代わり、欄外に短い矢印があり、向いた先は「本人相談窓口」。窓口の当日受領簿には同じ時刻の記録がない。環はまた、矢印を到達の証明にはしなかった。だが矢印の下には、共有箱で使ったことのない青い訂正印が押されている。誰が押したかより先に、その印がどの台帳を直すためのものだったかを確かめる必要がある。

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裏切り者の救命簿

70 / 70

このシリーズの全話 70編
  1. 第1話:死者から届いた避難命令
  2. 第2話:明日死ぬ男の事情聴取
  3. 第3話:7分間だけ消えた町
  4. 第4話:救助されたことのない生存者
  5. 第5話:空白の避難地図
  6. 第6話:妻の声は本人ではない
  7. 第7話:記者が売った証言
  8. 第8話:継目室の裏切り者
  9. 第9話:容疑者を先に救え
  10. 第10話:八千二百四十一の空席
  11. 第11話:妻が生きている映像
  12. 第12話:空席への突入
  13. 第13話:指導者のいない組織
  14. 第14話:被害者が作った仕組み
  15. 第15話:承認者は真壁朔
  16. 第16話:署名した記憶がない
  17. 第17話:1人多い救助班
  18. 第18話:閉鎖病院の稼働記録
  19. 第19話:拒否された訂正番号
  20. 第20話:守られた死亡届
  21. 第21話:帰国便の到着時刻
  22. 第22話:7年前の開始条件
  23. 第23話:死亡前の移管先
  24. 第24話:第0号の起動者
  25. 第25話:2つ目の死亡時刻
  26. 第26話:味方を逮捕する日
  27. 第27話:公開できない救命
  28. 第28話:家族に知らせない生存
  29. 第29話:娘が選んだ名字
  30. 第30話:継目室を売る値段
  31. 第31話:死者の町へようこそ
  32. 第32話:到着時刻の死亡札
  33. 第33話:空欄の2人
  34. 第34話:搬送されなかった患者
  35. 第35話:7分後の裏切り者
  36. 第36話:3人目の真壁朔
  37. 第37話:芽衣の告発
  38. 第38話:久世が撃たなかった理由
  39. 第39話:強硬派の投票
  40. 第40話:国を止める鍵
  41. 第41話:死者の反対票
  42. 第42話:七通の死亡時刻
  43. 第43話:生存者の死亡診断書
  44. 第44話:生きている者の反対票
  45. 第45話:鍵を捨てる裁定
  46. 第46話:被害者はいなかった
  47. 第47話:被害届を出せない生存者
  48. 第48話:同意を書き足した人
  49. 第49話:開かれなかった審議
  50. 第50話:未来の名前を知る封筒
  51. 第51話:同行者の面談
  52. 第52話:受け取られた理由書
  53. 第53話:二人分の同意番号
  54. 第54話:正義を分けた七分
  55. 第55話:朔を守った改ざん
  56. 第56話:北側連絡路の担架
  57. 第57話:空席の当番
  58. 第58話:届かなかった停止札
  59. 第59話:動いた窓口の受取人
  60. 第60話:自分で押したボタン
  61. 第61話:五つの救命案
  62. 第62話:味方だけの会議はしない
  63. 第63話:届かなかった異議の立会人
  64. 第64話:梢と環の共同声明
  65. 第65話:消えた二人目の受取先
  66. 第66話:本人へ戻せ
  67. 第67話:保留を配布に変えた机
  68. 第68話:空白の引継署名
  69. 第69話:戻るはずだった先
  70. 第74話:丸印の臨時連絡員
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裏切り者の救命簿

71 / 71

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  4. 第4話:救助されたことのない生存者
  5. 第5話:空白の避難地図
  6. 第6話:妻の声は本人ではない
  7. 第7話:記者が売った証言
  8. 第8話:継目室の裏切り者
  9. 第9話:容疑者を先に救え
  10. 第10話:八千二百四十一の空席
  11. 第11話:妻が生きている映像
  12. 第12話:空席への突入
  13. 第13話:指導者のいない組織
  14. 第14話:被害者が作った仕組み
  15. 第15話:承認者は真壁朔
  16. 第16話:署名した記憶がない
  17. 第17話:1人多い救助班
  18. 第18話:閉鎖病院の稼働記録
  19. 第19話:拒否された訂正番号
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  21. 第21話:帰国便の到着時刻
  22. 第22話:7年前の開始条件
  23. 第23話:死亡前の移管先
  24. 第24話:第0号の起動者
  25. 第25話:2つ目の死亡時刻
  26. 第26話:味方を逮捕する日
  27. 第27話:公開できない救命
  28. 第28話:家族に知らせない生存
  29. 第29話:娘が選んだ名字
  30. 第30話:継目室を売る値段
  31. 第31話:死者の町へようこそ
  32. 第32話:到着時刻の死亡札
  33. 第33話:空欄の2人
  34. 第34話:搬送されなかった患者
  35. 第35話:7分後の裏切り者
  36. 第36話:3人目の真壁朔
  37. 第37話:芽衣の告発
  38. 第38話:久世が撃たなかった理由
  39. 第39話:強硬派の投票
  40. 第40話:国を止める鍵
  41. 第41話:死者の反対票
  42. 第42話:七通の死亡時刻
  43. 第43話:生存者の死亡診断書
  44. 第44話:生きている者の反対票
  45. 第45話:鍵を捨てる裁定
  46. 第46話:被害者はいなかった
  47. 第47話:被害届を出せない生存者
  48. 第48話:同意を書き足した人
  49. 第49話:開かれなかった審議
  50. 第50話:未来の名前を知る封筒
  51. 第51話:同行者の面談
  52. 第52話:受け取られた理由書
  53. 第53話:二人分の同意番号
  54. 第54話:正義を分けた七分
  55. 第55話:朔を守った改ざん
  56. 第56話:北側連絡路の担架
  57. 第57話:空席の当番
  58. 第58話:届かなかった停止札
  59. 第59話:動いた窓口の受取人
  60. 第60話:自分で押したボタン
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  62. 第62話:味方だけの会議はしない
  63. 第63話:届かなかった異議の立会人
  64. 第64話:梢と環の共同声明
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  66. 第66話:本人へ戻せ
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  1. 第1話:死者から届いた避難命令
  2. 第2話:明日死ぬ男の事情聴取
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  4. 第4話:救助されたことのない生存者
  5. 第5話:空白の避難地図
  6. 第6話:妻の声は本人ではない
  7. 第7話:記者が売った証言
  8. 第8話:継目室の裏切り者
  9. 第9話:容疑者を先に救え
  10. 第10話:八千二百四十一の空席
  11. 第11話:妻が生きている映像
  12. 第12話:空席への突入
  13. 第13話:指導者のいない組織
  14. 第14話:被害者が作った仕組み
  15. 第15話:承認者は真壁朔
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  18. 第18話:閉鎖病院の稼働記録
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  20. 第20話:守られた死亡届
  21. 第21話:帰国便の到着時刻
  22. 第22話:7年前の開始条件
  23. 第23話:死亡前の移管先
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  25. 第25話:2つ目の死亡時刻
  26. 第26話:味方を逮捕する日
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  28. 第28話:家族に知らせない生存
  29. 第29話:娘が選んだ名字
  30. 第30話:継目室を売る値段
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  32. 第32話:到着時刻の死亡札
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  50. 第50話:未来の名前を知る封筒
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  58. 第58話:届かなかった停止札
  59. 第59話:動いた窓口の受取人
  60. 第60話:自分で押したボタン
  61. 第61話:五つの救命案
  62. 第62話:味方だけの会議はしない
  63. 第63話:届かなかった異議の立会人
  64. 第64話:梢と環の共同声明
  65. 第65話:消えた二人目の受取先
  66. 第66話:本人へ戻せ
  67. 第67話:保留を配布に変えた机
  68. 第68話:空白の引継署名
  69. 第69話:戻るはずだった先
  70. 第70話:消えた席の返事
  71. 第71話:返事を待たない代替席
  72. 第72話:裏口の返送先
  73. 第73話:届かなかった通知
  74. 第74話:丸印の臨時連絡員
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  1. 第1話:死者から届いた避難命令
  2. 第2話:明日死ぬ男の事情聴取
  3. 第3話:7分間だけ消えた町
  4. 第4話:救助されたことのない生存者
  5. 第5話:空白の避難地図
  6. 第6話:妻の声は本人ではない
  7. 第7話:記者が売った証言
  8. 第8話:継目室の裏切り者
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  12. 第12話:空席への突入
  13. 第13話:指導者のいない組織
  14. 第14話:被害者が作った仕組み
  15. 第15話:承認者は真壁朔
  16. 第16話:署名した記憶がない
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  18. 第18話:閉鎖病院の稼働記録
  19. 第19話:拒否された訂正番号
  20. 第20話:守られた死亡届
  21. 第21話:帰国便の到着時刻
  22. 第22話:7年前の開始条件
  23. 第23話:死亡前の移管先
  24. 第24話:第0号の起動者
  25. 第25話:2つ目の死亡時刻
  26. 第26話:味方を逮捕する日
  27. 第27話:公開できない救命
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  32. 第32話:到着時刻の死亡札
  33. 第33話:空欄の2人
  34. 第34話:搬送されなかった患者
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  36. 第36話:3人目の真壁朔
  37. 第37話:芽衣の告発
  38. 第38話:久世が撃たなかった理由
  39. 第39話:強硬派の投票
  40. 第40話:国を止める鍵
  41. 第41話:死者の反対票
  42. 第42話:七通の死亡時刻
  43. 第43話:生存者の死亡診断書
  44. 第44話:生きている者の反対票
  45. 第45話:鍵を捨てる裁定
  46. 第46話:被害者はいなかった
  47. 第47話:被害届を出せない生存者
  48. 第48話:同意を書き足した人
  49. 第49話:開かれなかった審議
  50. 第50話:未来の名前を知る封筒
  51. 第51話:同行者の面談
  52. 第52話:受け取られた理由書
  53. 第53話:二人分の同意番号
  54. 第54話:正義を分けた七分
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  57. 第57話:空席の当番
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  59. 第59話:動いた窓口の受取人
  60. 第60話:自分で押したボタン
  61. 第61話:五つの救命案
  62. 第62話:味方だけの会議はしない
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  65. 第65話:消えた二人目の受取先
  66. 第66話:本人へ戻せ
  67. 第67話:保留を配布に変えた机
  68. 第68話:空白の引継署名
  69. 第69話:戻るはずだった先
  70. 第70話:消えた席の返事
  71. 第71話:返事を待たない代替席
  72. 第72話:裏口の返送先
  73. 第73話:届かなかった通知
  74. 第74話:丸印の臨時連絡員
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裏切り者の救命簿

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このシリーズの全話 74編
  1. 第1話:死者から届いた避難命令
  2. 第2話:明日死ぬ男の事情聴取
  3. 第3話:7分間だけ消えた町
  4. 第4話:救助されたことのない生存者
  5. 第5話:空白の避難地図
  6. 第6話:妻の声は本人ではない
  7. 第7話:記者が売った証言
  8. 第8話:継目室の裏切り者
  9. 第9話:容疑者を先に救え
  10. 第10話:八千二百四十一の空席
  11. 第11話:妻が生きている映像
  12. 第12話:空席への突入
  13. 第13話:指導者のいない組織
  14. 第14話:被害者が作った仕組み
  15. 第15話:承認者は真壁朔
  16. 第16話:署名した記憶がない
  17. 第17話:1人多い救助班
  18. 第18話:閉鎖病院の稼働記録
  19. 第19話:拒否された訂正番号
  20. 第20話:守られた死亡届
  21. 第21話:帰国便の到着時刻
  22. 第22話:7年前の開始条件
  23. 第23話:死亡前の移管先
  24. 第24話:第0号の起動者
  25. 第25話:2つ目の死亡時刻
  26. 第26話:味方を逮捕する日
  27. 第27話:公開できない救命
  28. 第28話:家族に知らせない生存
  29. 第29話:娘が選んだ名字
  30. 第30話:継目室を売る値段
  31. 第31話:死者の町へようこそ
  32. 第32話:到着時刻の死亡札
  33. 第33話:空欄の2人
  34. 第34話:搬送されなかった患者
  35. 第35話:7分後の裏切り者
  36. 第36話:3人目の真壁朔
  37. 第37話:芽衣の告発
  38. 第38話:久世が撃たなかった理由
  39. 第39話:強硬派の投票
  40. 第40話:国を止める鍵
  41. 第41話:死者の反対票
  42. 第42話:七通の死亡時刻
  43. 第43話:生存者の死亡診断書
  44. 第44話:生きている者の反対票
  45. 第45話:鍵を捨てる裁定
  46. 第46話:被害者はいなかった
  47. 第47話:被害届を出せない生存者
  48. 第48話:同意を書き足した人
  49. 第49話:開かれなかった審議
  50. 第50話:未来の名前を知る封筒
  51. 第51話:同行者の面談
  52. 第52話:受け取られた理由書
  53. 第53話:二人分の同意番号
  54. 第54話:正義を分けた七分
  55. 第55話:朔を守った改ざん
  56. 第56話:北側連絡路の担架
  57. 第57話:空席の当番
  58. 第58話:届かなかった停止札
  59. 第59話:動いた窓口の受取人
  60. 第60話:自分で押したボタン
  61. 第61話:五つの救命案
  62. 第62話:味方だけの会議はしない
  63. 第63話:届かなかった異議の立会人
  64. 第64話:梢と環の共同声明
  65. 第65話:消えた二人目の受取先
  66. 第66話:本人へ戻せ
  67. 第67話:保留を配布に変えた机
  68. 第68話:空白の引継署名
  69. 第69話:戻るはずだった先
  70. 第70話:消えた席の返事
  71. 第71話:返事を待たない代替席
  72. 第72話:裏口の返送先
  73. 第73話:届かなかった通知
  74. 第74話:丸印の臨時連絡員
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この記事を書いた人

NEW MYTH編集室は、AIと共同で未来構想と物語連載をつくるための筆名です。長期連載ではシリーズごとに人物関係、伏線、未回収の謎を記録し、読者が続きを追える構成を重視しています。Future Visionsでは、AIの使い方そのものではなく、AIによって暮らしや仕事、家族、創作の選択肢がどう広がるかを扱います。

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