羽鳥が旧名で働いていた窓口は、駅前の相談室から二つ通りを隔てた市民協働センターに移っていた。真砂悠介は開館前のガラス戸に、自分の顔が映るのを見た。四年前、彼はここで「帰れる」という言葉を一円で売った。今日は、その言葉の返却を取り消した決裁を探しに来た。入口には相談者の名を呼ばないための番号札が置かれている。真砂はそれを取らず、同行した黒瀬佐和に先に受付の目的を告げてもらった。自分の過去を調べる権利が、他人の相談記録を自由に見る権利にはならない。
羽鳥ミカは少し離れた椅子に座った。彼女の旧名が記録に残る以上、案内役にも証人にもなれない。本人確認のため旧名を申し出ることはできるが、真砂の味方として受付簿を解釈すれば、記録の重さが変わる。佐和は羽鳥に「知っていたことと、今日見て思い出したことを別の紙に書いて」と頼んだ。羽鳥は笑わなかった。「私の昔の名前が、この人を救う鍵みたいに使われるのは嫌」。真砂はうなずいた。彼女を相棒と呼ぶことに甘えて、その名前の持ち主が何を引き受けるか尋ねてこなかった。
受付責任者の小田は、決裁控えをすぐには出さなかった。閲覧申請に書かれた六桁の返却番号と、旧屋号の引受人欄を照合し、元ボランティアと祖母の個人情報を伏せた写しだけを用意するという。真砂は最初、黒塗りでは取消の相手が分からないと抗議しかけた。佐和が申請書を指す。「知りたいのは、取り消した権限とあなたの署名が移された経路」。真砂は言い直した。相手が何を選んだかを問うなら、相手に尋ねる権利が先にある。紙の経路を調べるために、その境界を取り払わない。
小田が持ってきた控えには、真砂が想像した「取消を承認する」の文字がなかった。決裁欄には「引受人への確認を取り消し、本人への連絡は継続」とある。二つの行の間に細い線が引かれ、担当者が別々に署名していた。前話の取消票は、真砂が引受を放棄した証拠に見えた。ここでは、連絡の手順の一部を止めただけだ。真砂は背中の力が抜けたが、それで自分の責任が消えるわけではない。旧屋号の電話を解約し、保留中の依頼を引き継ぐ先を知らせなかった。その事実はこの控えでも変わらなかった。
羽鳥は控えの左端を見て立ち上がった。決裁番号の前に「臨」と鉛筆で書かれている。彼女が働いていたころ、通常の決裁には部署の印が押され、臨時受付では一日の終わりに責任者が番号を振り直した。鉛筆の「臨」は仮の位置を示すだけで、誰が承認したかを表さない。小田は別の台帳を開き、同じ番号の正式な控えを探した。そこには翌朝の決裁欄が空白のまま残っていた。仮控えが正式な帳簿へ移されていない。誰かが勝手に取消した、と断定するには早いが、決裁が成立した、とも言えなかった。
真砂は紙の上で小さく指を動かした。前話の取消票は、彼の引受署名を複写して後から理由文を加えたものだった。理由文の圧痕には「本人のため」の後に「店のため」が続いた。だが、この臨時控えは四年前の翌朝に作られている。三年前に財団へ貸し出された研修資料や先月の赤い札が、ここで初めて作られたわけではない。元になる空白が、もっと早くからあった。真砂は佐和に、自分が今「月島ならやる」と考えたこともメモに加えてほしいと言った。動機の想像を事実の欄へ紛れ込ませないためだった。
小田は当時の手順書を出した。臨時控えを正式台帳へ移すには、二人の確認が要る。一人は受付担当、もう一人は本人連絡の担当だ。羽鳥の旧名は、前者の候補に含まれていた。彼女は四年前の数日間、夜間相談の代行に入っている。真砂が顔を向けると、羽鳥は自分から言った。「そのころ私は、返事が来ない人の番号を朝まで保留する係だった」。依頼を終わらせる係ではなかった、と付け加える声が少し強い。真砂は慰めも追及もせず、「あなたが当時できたことを、あなた自身の言葉で記録して」と頼んだ。
羽鳥が書いたのは三行だった。夜間の引受確認は未了。本人連絡は翌日も続ける。旧屋号への再照会先は不明。彼女はその下に、今朝思い出したこととして別の一行を書いた。「誰かが、空いた照会先には旧名の私を書けばいいと言った」。誰が言ったのかは思い出せない。昔の同僚かもしれず、彼女自身が冗談で言ったのかもしれない。佐和はその不確かさを削らなかった。真砂は羽鳥が真相を隠しているのではないかと思いかけ、その疑いが相棒を証拠の代用品にしていると気づいた。
正式台帳の余白には、青い筆圧が残っていた。小田は非破壊の斜光撮影なら許可できると言った。撮影した画像に浮かんだのは人名ではなく、電話の内線番号だった。ただし末尾の数字だけが鉛筆で書き直されている。羽鳥の在職時の内線に似ていたが、一桁違う。小田が保管した配置表では、その番号は相談室ではなく資料搬入室につながる。三年前、財団の研修資料を受け取った部屋だ。四年前の筆圧から三年前の借用を説明することはできない。佐和は画像の撮影条件と現行配置表の年度を並べ、「同じ番号でも同じ部屋とは限らない」と書いた。
羽鳥はそこで、旧名を本人確認に使うことを決めた。ただし真砂の申請のためではない。自分の勤務記録に、臨時控えの二人目の確認者として名前が載っているかを、本人として照会する。真砂は「必要なら僕が」と言いかけてやめた。彼が代わりに請求すれば早いかもしれないが、彼女の昔の名前をまた店の都合へ変える。羽鳥は自分の署名で申請し、結果を誰に伝えるかも後で選ぶと書いた。真砂には、その場で答えを渡さなかった。
昼の休憩中、佐和の保管先から連絡が入った。先月の赤札に付いた新しい受領印は、窓口の臨時控えの番号と一致する六桁だけを使い、枝番を落としていた。四年前の紙の綴じ目には枝番がある。決裁が成立していない仮控えを、あたかも完了した返却票のように見せるには、枝番を見せない方が都合がいい。真砂は初めて具体的な操作を描けた。仮の停止を、確定した取消へ、さらに証言使用の承認へ。三つの別の手続きを、六桁だけで同じものに見せていた。
しかし赤札を作った人物はまだ分からない。資料搬入室の番号も、月島の受領印も、羽鳥の旧名も、その人への近道にはならない。真砂は小田に、仮控えの原本が今どこにあるかだけを尋ねた。小田は簿冊を示し、封じてある袋には複数の相談が一緒に入っていると言った。一件を開くには、他の人の名が見えない仕切りが必要だ。真砂は明日まで待つことを選ぶ。今日中に手に入れた紙で誰かを糾弾するより、他人の紙を無事に戻せる手順を作る方が遅くても正しい。
正直屋へ帰る道で、羽鳥が立ち止まった。「私がそこにいたことが、嫌?」。真砂はすぐ「嫌じゃない」と言えなかった。旧名の羽鳥が二人目の確認者だったら、彼は彼女の沈黙を裏切りと感じるかもしれない。そう感じる自分が嫌だった。彼はその二つを分けて答えた。「今のあなたが何を見せるか、僕には決められない。昔の紙に名前があっても、それだけであなたの今を決めない」。羽鳥は信じたとは言わず、「その言葉も記録に残して」と言った。
店では灯から報告が届いていた。印刷所に残った保留票の隣片には、同じ六桁と、さらに一文字の識別符号がある。灯は紙を廃棄から守るために真砂の署名を無断使用した。その責任は消えない。だが識別符号を伝えるために、紙そのものを店へ持ち込む必要はなかった。佐和の保管先から番号だけを照合し、原本は封緘したまま置く。真砂は灯へ「ありがとう」だけの返事を書きかけ、消した。受け取った情報と無断署名への異議を同じ文で相殺しない。照合結果を受けたこと、署名の件は別の調査で扱うことを二通に分けた。
夕方、小田から仮控えの保管履歴だけが届いた。四年前から一度も持ち出されていないはずの袋が、三年前の研修資料の棚卸日にだけ「封緘確認」と記録されている。封緘確認は開封を意味しない。袋の外にある番号を写せた人は、その日に増えたのかもしれない。小田は当時の記録者をまだ調べている。真砂は、袋を触れた人の一覧を店の壁に貼ることをやめた。疑いの輪を広げても、番号がどう転用されたかは分からない。かわりに、どの書類で枝番が消えたかを時系列の三枚にした。
佐和はその三枚を見て、決裁の空欄を指した。「誰かがあなたの署名を複写した。それでも、空欄そのものは人が仕事を止めた痕跡かもしれない」。真砂は意外だった。未了のまま残した職員が怠慢だった可能性もある。反対に、本人の返事がないのに確定しないために空欄を守った可能性もある。結果を知らずに善意を授けるのは、彼が四年前にした売り方と同じだ。彼は報告に「確認者未記入、理由未確定」と書いた。空白を美談にも罪状にもせず残すことが、今できる唯一の正直さだった。
閉店直前、羽鳥から勤務記録の回答が届いた。彼女の旧名は、臨時控えの受付担当ではなく、翌朝の「未了案件引継者」に載っている。二人目の確認者ではなかった。真砂が安堵すると、羽鳥は「よかったね」と言わなかった。自分が引き継いだ未了案件が、なぜ正式台帳に残らなかったかは彼女にも関わる。彼女は当時の記憶を確かめるため、別の記録を本人として請求した。真砂は彼女の決断を止めない代わりに、店の調査結果を先に渡して答えを誘導しないと約束した。
その夜、佐和の保管先が一文字の識別符号を照合した。灯の紙は「返」、三年前の研修資料は「教」、先月の赤札は「使」。六桁は同じでも、返却、教材、使用という別の目的が付いていた。赤札だけが枝番も符号も見えないように裁たれている。誰かが紙の端を切ったのは、古く見せるためではない。目的の違いを読めなくするためだった。真砂は、買付票の「店主」という一語が、いつどの目的へ付け替えられたかを次の問いにした。
店の灯りを落とす前、小田からもう一通届いた。仕切りを作るため袋の外側を撮ったところ、封緘テープの下に新しい紙片が挟まっている。開けずに読めたのは、「使」の一文字と、正直屋が開店する前の日付だけ。先月の赤札と同じ符号を持つ紙が、四年前の未了袋へ後から入れられたのか。それとも符号の意味を誰かが後から変えたのか。羽鳥は写真を見ず、真砂に「明日は私の旧名より、封じた人の名前を確かめて」と言った。真砂はその名前をまだ知らない。だが封緘の記録には、確認者の空欄とは別に、たった一人の署名が残っていた。
嘘を売る人
31 / 32
このシリーズの全話 32編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
- 第2部第20話:封じた人の署名
嘘を売る人
31 / 32
このシリーズの全話 32編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
- 第2部第20話:封じた人の署名
嘘を売る人
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このシリーズの全話 33編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
- 第2部第20話:封じた人の署名
- 第2部第21話:返す前に見せた部屋
嘘を売る人
31 / 34
このシリーズの全話 34編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
- 第2部第20話:封じた人の署名
- 第2部第21話:返す前に見せた部屋
- 第2部第22話:失敗を見せる相手
嘘を売る人
31 / 34
このシリーズの全話 34編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
- 第2部第20話:封じた人の署名
- 第2部第21話:返す前に見せた部屋
- 第2部第22話:失敗を見せる相手
嘘を売る人
31 / 34
このシリーズの全話 34編
- 第1話:白紙の契約者
- 第2話:存在しない地主
- 第3話:紙の花を折る女
- 第4話:父の住所で待つ男
- 第5話:買い手を間違えた嘘
- 第6話:値段のない庭
- 第7話:黒瀬の寄付
- 第8話:悪役の領収書
- 第9話:嘘を買わなかった人
- 第10話:白紙に書かれた本名
- 第11話:嘘を売らない女
- 第12話:父が買わなかった真実
- 第2部第1話:未決済の買い手
- 第2部第2話:未来の領収書
- 第2部第3話:正直屋の開店日
- 第2部第4話:相棒を売った封筒
- 第2部第5話:2日目の値札
- 第2部第6話:値段のない上司
- 第2部第7話:空白の代替要員
- 第2部第8話:回答者の消えた面接票
- 第2部第9話:買われなかった署名
- 第2部第10話:父が断った依頼
- 第2部第11話:依頼人ではない代理人
- 第2部第12話:開店前の正直屋
- 第2部第13話:嘘を買わない客
- 第2部第14話:値札を外した証人
- 第2部第15話:証言を買った店主
- 第2部第16話:灯が買った証言
- 第2部第17話:最初の嘘の領収書
- 第2部第18話:取り消した引受人
- 第2部第19話:旧名の窓口
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- 第2部第21話:返す前に見せた部屋
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